Bande à part vol.2
前回のあらすじ

シカゴGSBにチェックインするため、メトラに乗ってシカゴ大学に向かった私達夫婦。

妻がチェックインしようとすると、そのまま、なにかの講義をしている一団の中に座らされてしまい、夫は配偶者プログラムに参加することを薦められ、別の建物まで連れて行かれてしまった。

<第二回>
Brickenridge Houseを出て、2ブロック程離れた建物に向かって係の人と一緒に歩く。
途中、配偶者向けプログラムについて読んだ儚い記憶を総動員させ、確か有料だったことを思い出す。



「配偶者プログラムって コストいくら?」と聞くと、「トゥーフィフティ−」との答え。
2.50。。。? 時間2ドル50セント?んなわけないか?
聞き返すと、「2週間で250ドルだよ。食事代等込みね」とのこと。
うーむ。。。250ドル。貧乏夫婦にはちょっと高いかな。。。
まぁとりあえずどんな感じかを説明を聞いてみて決めることにする。

連れて行かれた先は赤レンガの瀟洒な建物。これをマンションと呼べば良いのか、年期が入り過ぎていて、正式な呼称が思い浮かびません。

エレベーターで3階まで。ベルを鳴らすと、扉を開けて迎えてくれたのは白髪頭の上品な白人女性。
自己紹介する私。ナイストゥミーチュー。女性はMartaと名乗った。あ!あのMartaさんですか!
頭の中の検索エンジンにヒットする音が。
他のシカゴGSB関係の方から名前を聞いた覚えがあります。I Houseの責任者の奥さんで、留学生の妻達のコミュニティを主催したり、サポートをしているというので有名な人だ!
なんともイメージ通り、穏やかかつ理知的な印象の女性です。

住居の中はとても趣味の良く、いかにも知的階級の「古き良きアメリカの家庭」、と言った内装。
木製のどっしりした本棚に囲まれ、アフリカの民芸品やら中国製の陶器など、世界各地の品物が方々に陳列されている。

促されるままキッチンに連いていくと、そこにはアジア系の女性が2人立っていた。おやおや。
そのうち一人は昨日もお世話になった、妻の同級生K氏の奥さんだった。
もう一人も名前から察するに日本人の方の模様(のちにやはり妻の同級生となるTさんの奥さんと判明)。
Martaさんが入れてくれたフレイバーティーを頂きながら、自分の情報(名前、アドレス、国籍、英語学習歴等)を書類に記入していく。

書類の記入が終わり、このプログラムの説明でも聞けるのかと思っていると、そのまま雑談が続く。
他の2名の方々の学生時代の話やら、コンピュータ−用語の話、そのまま発音や英語の成り立ちの話へ。
要所要所でMartaさんは手で支える形のホワイトボードに単語や図を書いて説明を加える。

あれ?これってもう始まってるの?お茶会と言うか英会話教室というか。。。
この、何をすれば良いのか、いつまでやるのか、そう言った大枠が分からない状況というのは怖いものです。
しかも、なんかたらたら話していると、「あなたの発音はLとRがちょっと区別しにくいところがあるわね」とかしっかり指摘を受けたりして。はい。おっしゃる通りです。妻にも良く指摘を受けてます。

状況が飲み込めないながらも、お茶会自体は非常に楽しく時が過ぎて行った。国における文化の違い、アイコンタクトやボディランゲージの文化的相違、英語という言語の成り立ちなど、さすがにMartaさんは座談の名手、様々な話題が飛び出して私達を退屈させることがありません。英語の語り口も明瞭か簡潔で、私にもとてもよく聞き取れます。

しばらく皆で会話をしていると、玄関でベルの鳴る音が。Martaさん曰く「コロンビアの方が、もう一人くるハズだから、その人かも」と迎えに行く。

ほうほう。コロンビアの人と会うのは初めてだ。

と、玄関から現れたのは我が妻であった。

うお。どうやってここに来たのだ。

次回に続く

<次回予告>
突然現れた妻、実はそれは妻の姿をした殺人ロボットだった!殺人ロボットの目から発せられるレーザービームの嵐!
素敵なお茶会は阿鼻叫喚の地獄へと変貌を遂げる! 爆発するマンション! 大空へと飛び立ち、姿を消した殺人ロボット!
現場に残された謎のメッセージとは? 夫のLとRの発音の間違いは正されるのか?!
しかしそれら全ての謎も、大いなる陰謀の序章に過ぎなかったのだ!
乞うご期待!(嘘)
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by twitetta | 2005-08-15 23:42 | 日記
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